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サヤ取り


 サヤ取りはローリスクと言われていますが、リスクが無いわけではありません。関連性のある2つの銘柄を同時に仕掛けて同時に手仕舞いするのが基本です。仮にA銘柄とB銘柄と仮定した場合、A銘柄とB銘柄の価格差の拡大・縮小を狙って仕掛けます。

A銘柄=1000円
B銘柄=800円
A銘柄−B銘柄=200円とします。

拡大を狙う場合は、A銘柄を買いB銘柄を売ります。そして、A銘柄=900円とB銘柄=600円で手仕舞いしたとしたら
A銘柄=900円−1000円=−100円(100円の損失)
B銘柄=800円−600円=+200円(200円の利益)
A銘柄+B銘柄=−100円+200円=+100円
となり、100円の利益になります。

 縮小を狙う場合は、A銘柄を売りB銘柄を買います。そして、A銘柄=900円とB銘柄=1000円で手仕舞いしたとしたら
A銘柄=900円−1000円=−100円(100円の損失)
B銘柄=1000円−800円=+200円(200円の利益)
A銘柄+B銘柄=−100円+200円=+100円
となり、100円の利益になります。

 サヤ取りの最大のメリットは、急激な価格変動でもまったく気にせずにトレードする事が出来ることです。